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膝関節痛の原因と症状

膝関節も股関節と同じく人間の体重を支える大事な部分である。膝関節はその分、疲労もたまりやすく消耗も大きいため、膝関節痛の出現も高いのが特徴である。また膝の部分に水がたまるという、膝関節痛の特有の症状が現れることもある(※)。スポーツのしすぎや加齢などが、膝関節痛の主な原因ろなる。

■膝関節痛の原因
膝関節痛はスポーツ外傷により起きることが多く、単独で膝を損傷する場合と複合して
膝を損傷する場合がある。
膝関節痛の主な原因としては、半月盤損傷、靭帯損傷、内側側副靭帯損傷・前十字靭帯損傷などがある。また、非外傷性の膝関節痛の原因としては変形性膝関節症、神経病性関節症、炎症性疾患、慢性関節リウマチ、偽痛風などもあげられる。

■変形性膝関節症
45歳〜中高年の膝関節痛の一番多い原因がこの変形性膝関節症である。変形性膝関節症はその背景として加齢的変化はあるが、女性の発症割合が多いというのが特徴。また、肥満体型の人に多く変形性膝関節症がみられるのも特徴の一つである。変形性膝関節症の発症は、関節軟骨にかかる負担が持続的に続くことによって起こる。この変形性膝関節症では、その主因と考えられている膝関節の軟骨の変化は40歳代から始まり、50歳代を
過ぎると膝の痛みを中心とした症状の発症が起こってくる。

変形性膝関節症の症状
変形性膝関節症の症状は膝関節痛。最初は膝関節のこわばり程度だが、初発症状として動作を開始するときの疼痛が特徴。ごく初期には痛みの部位が漠然として、膝周囲の筋肉のこわばりや膝窩部や膝前面部の不快感等を訴えることが多い。変形性膝関節症の進行に伴い痛みの部位は次第に明瞭化し、階段の昇降運動(特に下りる時)に膝関節痛が出現する。変形性膝関節症は軽快・増悪をくり返して次第に悪化し、進行すると安静時にも膝関節痛を生じる様になる。
膝関節痛の次に出現するのが膝関節の可動域制限である。これは関節周囲組織の硬縮に
よるもので、進行すれば膝関節の変形による可動域制限が加わり、次第に膝関節周囲筋の萎縮が進行する。膝を完全に伸ばせない・曲げられない等の運動制限が出現する。膝関節の炎症が進行すると、膝関節内に水が溜まる関節内水腫が出現してくる。

※膝に水が溜まる理由・・・
膝に負担がかかり、何らかの原因で炎症が生じるとそこに熱があるために、体は、その熱をとろうとして水を溜める。
以前の病院などではこの水を注射器で抜いた後、膝を光線などで暖めるという治療が行われていたが、確かに水を抜けば関節内の圧力が下がるのでその場は楽になる。 しかし、根本的な炎症が解決されていない上、暖めてしまうと再び水が溜まるか、炎症による熱のために周辺のタンパク組織が破壊され、関節の変形が生じる。なので、現在では骨盤バランスを整え、膝関節の整復をしてから膝周辺を氷で冷やす治療が主流となっている。
膝関節痛

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